太陽エネルギーお役立ちコラム

夏に向けて!我が家の電気代節約術のご紹介

1.2024年5月から電気代が値上げ

 ┗値上げの背景

2.我が家の夏の電気代について

 ┗2023年の使用量・金額

3.夏に向けて節約術

 ┗エアコンの設定

   ┗ひんやりアイテムを活用する

   ┗冷蔵庫の設定温度の見直し

 ┗待機電力を減らす

4.まとめ

1.2024年5月から電気代が値上げ

値上げの背景

たまたま「電気代値上げ」というニュースを見ました。「値上げ?物価が上がって困っているのに電気代も高くなるの?」と驚き、いったいいくらの値上げになるのか調べてみました。

すると政府からの補助金の終了などが重なり、1ヶ月あたり約1,000円の値上がりになりそうです。せっかくなので値上げの背景を一つずつ確認していきます。まずは、「電気・ガス価格激変緩和措置」です。

「電気・ガス価格激変緩和措置」とはエネルギー価格の高騰によって負担が大きくなった家庭や企業に対して、負担軽減の為に電気とガスの料金単価から一定の値引きを行う補助事業です。

この事業は2023年2月分から開始され、段階的に値引き額の縮小はありながらも継続されてきました。しかしながら2024年6月使用分からはさらに縮小されるため、電気代が高くなります。

こちらの値引きは2024年6月使用分から1kWhあたり1.8円になります。2024年5月使用分までは1kWhあたり3.5円でしたので、1.7円の差が発生します。

 

 

我が家が契約している電力会社は中部電力です。中部電力のホームページを確認すると、家庭の平均モデルは〔使用量260kWh〕とありましたので計算してみました。

すると2024年6使用分は1ヶ月あたり468円の値引きです。2024年5月までは1ヶ月あたり910円でしたので、442円の差が生じます。

参考:https://denkigas-gekihenkanwa.go.jp/

さらに、値上がりの背景には「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の単価が上がることも関係しています。

「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」とは、太陽光発電や風力発電などの再エネで発電された電気を決まった期間・決まった価格で電力会社が買い取る際にかかった費用を、皆さんにご負担いただくしくみのことです。

経済産業省は2024年度の再エネ賦課金を1kWhあたり3.49円にすると3月に発表しました。2023年度は1kWhあたり1.4円でしたので、その結果2023年度よりも2.09円高くなりました。

 

再エネ賦課金も家庭の平均モデル〔使用量260kWh〕で計算してみます。2024年度の1ヶ月あたりの費用は907円(税込)となります。2023年度は364円でしたので、543円の値上がりです!

参考:https://miraiz.chuden.co.jp/info/press/1213408_1938.html

 

 

今までどおりに電気を使用しているだけでも、月に1,000円ほど負担が増える計算になります。

さて、この差がどれだけ家計に響くのでしょうか・・・

嘆いていてもしょうがない!まずは、我が家の電気代を見直してみることにします!

2.我が家の電気代について

2023年の使用量・金額

夏の電気代を確認してみます。2023年6月から9月では、電気代が一番高かった月は8月で302kWh使い、電気料金は8,391円でした。契約は中部電力の従量電灯Bです。日中は不在の為、使用する時間は短めですが、家にいるときは基本的にエアコンをフル稼働予定です。今年もおそらく昨年と同じくらい電気を使うことになると思います。

電気・ガス価格激変緩和措置の縮小や再エネ賦課金の値上がりで電気代が高くなることが決定しています!少しでも電気代を抑えられるよう、夏に向けて電気代節約術を考えてみようと思います。

 

3.夏に向けて節約術

その1.エアコンの設定

夏場のエアコンの温度設定は28℃が推奨されています。我が家も毎年28℃で稼働していましたが、今年はエアコンの設定温度を29℃にしてみます。

環境省によると、夏の冷房時に1℃高くすると約13%消費電力が削減されるとのことです。

エアコンのフィルター掃除も1ヶ月に1~2回の頻度で行うと、フィルターの目詰まりを防げて年間で約990円(電力単価31円で計算)の電気代を節約することができるようです。

 

設定温度を上げても快適に過ごす為に、湿度にも注目していきたいと思います。湿度が60%を超えるときは除湿機能を使って湿度を下げ、体の不快感を取り除きます。湿度が低いと汗が蒸発しやすくなるため涼しく感じるそうです。

また室内の温度を上げない工夫も有効なようです。エアコンを主に使用するリビングと寝室は南向きで直射日光が良く当たります。外出時もカーテンを閉めたり、サンシェードやすだれを設置し、日差しを遮りたいと思います。

あとは、夜のエアコン問題です。快眠に適切な温度は夏場では25℃だそうです。寝室の温度をエアコンを頼り過ぎずに、扇風機を併用して快適な温度にできればと思います。

 

ただし、エアコンをつけないと熱中症になる恐れもありますので、暑すぎるときは無理せずに設定温度を切り替えて上手に使いたいと思います。

 

参考:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/airconditioning/index.html

 

その2.ひんやりアイテムを活用する

ここ数年、ハンディー扇風機や首に着けるひんやり系のアイテムなどが熱中症対策としてたくさん販売されています。これらのひんやりアイテムを活用すれば暑さを凌げる可能性が高いです。

我が家は今年取り入れてみたいひんやりアイテムが2つあります。

1つ目は冷感敷パットです。我が家には子供が2人おりまして、子供って暑がりで少しでも暑いと起きてしまいますよね。子供が起きてしまって夜中にぐずるのを防ぐ為にも冷感敷パッドを使用してみたいと思います。昨年まではエアコンと扇風機を併用して寝ておりましたが、寝具がひんやりするだけで、夜のエアコンの稼働時間を少なくしてもより快適な睡眠になるのではないかと思います。

冷感マットはQ-max値0.25W/cm2以上のものだとひんやり感を感じられるようです。さらにメッシュ加工なら熱がこもりにくく、ひんやりが続きやすいようです。

 

我が家で購入を考えているのは、「ニトリの敷きパッド NクールSP i-n」です。

こちらは商品比較サービスmybestで「強いひんやり感で、さらっとした肌ざわりがありながら、クッション性も感じられる、ベストバイ冷感敷きパッド」と評価されており、オススメのようです!

参考:https://my-best.com/920

2つ目は首につけるアイスリングです。首を冷やすことで冷えた血液を全身に送ることが出来るようです。アイスリングを部屋の中でもつけて過ごせば涼しく過ごせそうです。しかし冷やしすぎると自律神経が乱れてしまうようなので気を付けて使用したいと思います。

その3.冷蔵庫の設定温度の見直し

冷蔵庫は家庭における年間消費量トップと言われる家電だそうですが、工夫すれば電気代節約ができるようです。夏場に室温が30~35℃になると冷蔵庫は庫内温度を維持するのに電力を消費します。さらに冷たいものを食べたり飲んだりする機会が増え、冷蔵庫の開け閉めが増える事も電気代アップの原因になると言われています。

 

冷蔵庫の節電効果を一覧にまとめてみました。一覧の5つの節電対策を行うと年間で5,180円の節約が見込めます。

参考:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html#1

まず、冷蔵室の適正温度の確認からしていきます。目安は約2℃から6℃です。夏場でも設定を「強」にしなくても、正しい使い方をすれば「中」で充分に冷やすことができます。また、冷蔵庫にある設定を上手に活用することで、無駄な電力消費を抑えることができます。我が家の冷蔵庫は日立製の節電モードが搭載されている製品で、すでに節電モードで運転していました!!

また食材の詰め込みすぎにも注意です。

庫内の冷気の循環が上手くいかないと余分な電力を消費してしまいます。特に冷気の吹き出し口の前は避けるようにしましょう。冷蔵庫は7割収納を心がけるのがポイントです。逆に冷凍室は隙間なく食品をいれることで、食材が保冷剤の役割をしてくれ節電につながります。

当たり前ですが、ドアの開閉を素早く行うことで庫内の温度上昇が防げます。まとめて、素早く取り出す事を意識すると良いですね。庫内を整理整頓もポイントになります。我が家もトレーを利用して整理しています。

あとは冷蔵庫の置き方も重要なようです。

冷蔵庫は壁との距離が近いと十分な放熱ができず消費電力に影響が出てしまうケースがあるそうです。そのため壁との距離が近い場合は、一定程度の距離を保つことで節電が期待できます。背面との距離は5cm位、側面は2cm程度、上部5cmm以上の隙間が良いそうです。

 

 

その4.待機電力を減らす

皆さんは待機電力を気にされていますか?コンセントを抜き差しして使用する家電はどの位ありますか?

コンセントをさしたままにしていると電気が流れている状態になり、常に電気を使用している状況になります。このような待機電力で意外と電力を消費しているんです。

資源エネルギー庁によると、ひと世帯あたりの家庭の消費電力量は年間で4,432kWhで、そのうちの228kWh(5.1%)が待機電力と推計されています。

この待機電力にかかる電気代は、実に年間で7,068円(電力単価31円で計算)にも上ります。

家電製品ごとの待機電力はわずかでも、家庭内で消費しているすべての待機電力を合算すると、意外と多くの電気代がかかってしまうのです。

 

では、ここで待機電力のトップ3のご紹介です!

1位はガス温水器19% 2位はテレビ10% 3位はエアコン8% です。

ガス温水器もテレビもエアコンも待機電力が多いイメージがありますね。しかしながらコンセントをこまめに抜き差しするのは難しい家電と言えます。

 

そこでまず手軽に節電するなら節電タップの活用がオススメです。スイッチひとつでオン・オフができて待機電力の節約になります。我が家は電気ケトルとコーヒーメーカーとオーブントースターで使用しています。

ほかには、炊飯器の保温機能で待機電力をカットできます。

我が家は子供が「今日はうどんがいい!」とか「ごはんいらな~い」とか突然言うのでごはんが長時間保温されていることが結構多いんです。

そこで保温機能の待機電力について調べてみると1時間あたり約0.5円かかるそうです。我が家は平気で24時間くらい保温している事もあります。計算してみると24時間保温でなんと24円かかっています(汗)これは大変な事になっています!

 

余ったごはんは冷凍される方も多いと思うので、電子レンジで温めた場合の電気代を計算してみました。

600Wで1分間温める場合(電力単価31円で計算)の計算は(600W÷1000W)×(1分÷60分)×31円=0.31円です。

冷凍ごはんを温める場合600Wで約3分の温めが必要ですので、0.93円です。

冷凍ご飯をチンしても、1円かからないんですね。意外でした。

 

 

我が家には昔に購入したおひつがある事を思い出しました。

朝炊いたご飯はおひつに入れて保存し、夕食時に電子レンジで温める、残りは冷凍するスタイルで長時間の保温問題を解決できそうです。

あとは、トイレの使い方を工夫することでも節電が出来そうです。

まず、使わないときはフタを閉める。暖房便座の温度を低めにする。洗浄水の温度を低くする。この3つがトイレの節電方法です。

我が家は「フタを閉める」は実践済みですので、便座と洗浄水の温度を見直してみたいと思います。

 

 

 

まとめ

ここまで夏に向けて、我が家が取り入れたい節約術をご紹介しました。

毎日のちょっとした心がけで電気代の節約が行えそうです。

改めて電気代について考えてみると、私達は電気が無くては生活できないと言っても過言ではないくらい電気に依存して生活しているのが良く分かりました。

節電の取り組みは、家計だけでなく環境への負担も軽減できます。環境への意識を持ちながらしっかりと節電に取り組んでいきたいと思います。

この夏の我が家の取り組みはサンジュニア広報部のインスタグラムへアップしていこうと思いますのでお楽しみに♪

サンジュニア広報部 https://www.instagram.com/sunjunior_pr/