消雪システム

消雪システム

雪下ろしのお悩み、解決します。
雪のある世界はたくさんの楽しみに満たされています。かまくら、雪だるま、雪合戦、スキー、スノボ、白銀の世界は見ているだけで癒されます。と、言うのはある角度から見たお話。実際は一度大雪があれば道路、車、家・・・どこもかしこも雪かきです。「車掘りに行くぞ」積雪の朝はこれから始まります。陽が登れば雪下ろし。道路は一日中ラッセル車が走ります。雪に備えて毎日天気予報とにらめっこ。消雪システムは雪国で生まれた、雪の「困った」の多くを解決し、雪が降っても余裕の暮らしを実現します。

消雪システムの仕組み

当社の消雪システムは、長野県北部、岐阜の豪雪地帯の雪下ろしの悩みを解決するために開発されました。一晩で50cm以上の積雪が想定される地域でふりしきる雪を溶かし続ける能力を確保するため、熱源には灯油を使用しています。パワフルな融雪能力で屋根の上に積もる雪はもちろん、玄関先など、凍結させたくない場所にも温水パイプを敷設することでお宅の雪の「困った」を一気に解決します。

融雪装置を導入されたかたから聞く悩みの一つに、積雪後に運転開始しても思う様に溶けない!といった声があります。当社システムでは降雪センサーを標準装備しています。センサーが雪が積り始めを感知し自動で融雪を開始しますので、スイッチの入れ忘れによって雪が溶けない、開始が遅れて思う様に溶けないといった問題から開放されます。

  • 屋根用降雪センサー
    赤外線方式の降雪センサーです。積雪を早期に感知し、融雪システムを運転させます。また、融雪状態を感知し停止信号も送りますので燃料の無駄なく運転できます。
  • 屋根用配管、ヘッダー
    熱源ボイラーで加熱された不凍液を屋根上に循環させる配管です。屋根の大きさや地域の積雪量によって一軒ごとの専用設計を施します。融雪能力に無駄が出ない様、ヘッダー配管を組むことで流量バランスもしっかりとります。
  • ポンプユニット
    熱源ボイラーで温められた熱媒(不凍液)を必要な配管に送り込むためのポンプユニットです。配管長や、建物高さによって一軒ごとにポンプの大きさを選定します。
  • 熱源ボイラー
    雪を溶かす熱源は、パワフルな灯油ボイラーです。消雪設備の大きさに合わせて最適な出力の機器を選定します。
  • 雨樋用ヒーター
    雨樋の凍結は、雨樋の破損につながります。これを未然に防ぐため、専用のヒーターを配置し、融雪水の凍結を予防します。
  • 消雪リモコン
    消雪運転の自動、手動、OFFの切り替えを行います。冬が来たら自動にしていただければ降雪センサー制御による自動運転で一冬中安心です。
  • ロードヒーティング用配管
    玄関先や駐車場、エントランス通路などお宅周りの融雪に使用します。埋設しますので、暮らしに不自由なく融雪機能が付加されます。

当社製品の特徴 本州有数の豪雪地帯で500件以上の設置実績、融雪能力に自信があります。

自動運転でらくらく&経済的

操作は冬の始まりにリモコンで運転を自動に切り替えるだけです。7度以上の気温で電源OFF、それ以下の気温ではセンサーをモニタリングし雪の積り始めを自動で検知します。雪が降り始めたら自動で運転、溶けたら停止しますので、例えば「前の晩、今夜は降りそうだから運転しておこう。」と融雪装置を動かして朝になっても雪降らず、一晩分の燃料がムダに・・・。といったこともありません。冬の初めの一手間で、一冬中安心して過ごせます。(燃料補給は必要です。)

灯油熱源でパワフルです。

熱源は燃焼力の灯油熱源です。暖房などで使用され、入手も容易で単位当たりの発生熱量が高い灯油を使用することで、経済的に、パワフルに降り積もる雪を溶かします。そのため、融雪能力は1時間当たり5cmの融雪を標準設計として実現しています。

下記写真をご覧ください。左側が他社施工、右半分が当社施工です。注目していただきたいのは屋根の上に残る雪ではなく「屋根の下」です。左は多くの雪が屋根の下の地面に溜まっています。右はまったくありません。実は左は屋根に積もった多くの雪が、屋根の下に滑り落ちた後なのです。これが当社自慢の「溶かす力」です。屋根の上で積もったそばから溶かしていくので、雪が屋根の上に積もる暇がないほどのハイパワー。落雪した雪片付けの手間もおかけしません!

左:他社施工/右:当社施工

お宅に合わせて丁寧な設計・施工

様々な屋根材に合わせた施工は、太陽エネルギー機器の販売施工を数多く手がけてきた当社の一番得意とするところです。積雪地に多い板金屋根はもちろん、様々な屋根に敷設することが可能です。敷設方法も見た目を損なわないインナールーフ型、よりダイレクトにパワフルに雪を溶かす露出配管型など、地域の積雪状況やご要望に合わせてお客様のお宅に最適なご提案を致します。

インナールーフ型施工例

インナールーフ型はその名の通り、屋根の中に融雪パイプを配管し、屋根材を温めることで雪を溶かします。まずは積雪量に応じて設計された配管間隔を元に、野地板の上に配管及び放熱板を等間隔に設置するための準備を行います。

等間隔に配管及び放熱板を設置します。軒先は溶けた雪がたまりやすく、凍結することで「すが漏れ」の発生原因となります。これを未然に防ぐため、軒先は二重配管となっています。

すが漏れ:屋根に積もった雪が溶かされ、中空化した積雪内に溜まってしまうことで雨漏りを起こすこと。

丁寧に屋根材を敷設することで、見た目は普通の屋根と変わらない、でもしっかりと雪を溶かしてくれるインナールーフ型の消雪システムの完成です。設備設計、設備施工、屋根施工。三つのチームの力と思いが一つとなって当社の消雪システムは完成します。

ロードヒーティング施工例

配管の敷設はメッシュを貼った上に、等間隔で行います。積雪量に応じて間隔を調整することで積雪に対して最適な熱量となるように配管していきます。配管完了後、試運転を行い、熱媒の漏れがないこと、循環が正しく行われていることを確認します。

試運転を行い、正しい配管が行われていることを確認した後、仕上げを行います。仕上げ後は配管埋設を全く意識させない外観となります。これで冬季も積雪しない、凍らない、安心の通路となりました。

万全のアフターメンテナンス・サービスで安心!

当社システムは安心の2年保証です。保証期間後も長期にわたり安心してご使用いただくために、点検制度を用意しています。毎年使い、季節ものである消雪システムは毎年の稼働前点検を行うことでより快適に、安心にご利用いただけます。

消雪システム保守点検「友の会」制度

項目 内容
実施内容 冬季前に毎年1回の動作点検を行います。
特典1 50,000円以内の修理費を無料に
特典2 不凍液の補充20Lまで無料
年会費 屋根上消雪 13,000円円
ロードヒーティング 10,000円
屋根+ロード 18,000円