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従来品に対して約90%※の節電を達成し、1シーズンで約4万円の節電ができる
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外気温を感知し標準0℃(他社より低い温度設定)で通電
※気象条件やヒーターの種類により節電率はやや異なります。
従来の凍結防止ヒーターは、秋の終わりから春までヒーターのスイッチが入りっぱなしということもあります。たとえば1,000Wのヒーターであれば、ひと冬150日の24時間稼働で、電気代は8万円を超えるほどになります。寒冷地に住むことでこれだけのハンデは大きすぎます。そこで当社ではこの電力消費を削減できる製品の開発に着手しました。小学校で実験した通り、水は0℃以下で氷に変わります。「節電サーモ」は、その当たり前の原理に着目し、凍結防止ヒーターの動作制御を0℃付近で緻密に行うことで約90%の節電に成功しました(長野市地域)。目指したのは「凍る直前まで通電しない」「凍結事故は絶対起こさない」。1℃に満たない温度の制御を細やかに行うことによって導き出された結論を製品にしました。
従来のサーモスタットは、かなり余分に凍結安全を考え、5度で通電、10度になるまで切れない、という設計になっています。冬季の気温が常に0度以下となる地域ではこの動作でも問題はありません。しかしながら、上記画像の様に朝は氷点下、昼間は10度未満まで気温が上がるといった地域では昼間の時間は「凍結の心配がないのに凍結防止ヒーターが作動している」状態となってしまいます。上記画像を見てみると、0度以下になっている時間は1日のうち9時間程度です。制御を緻密に行うことができればヒーターの稼働時間を1/3以下に抑えられることになります。
右記の表は、11月から4月までの長野市での一般家庭での通電時間、電気料金のデータです。節電サーモを凍結防止ヒーター10本に接続し、導入前とのデータを比較したところ、約40,000円以上電気代を節約することができました。
節電サーモを四本取り付けたことを考えても1年目から2万円の節約です。費用対効果は目を見張るものがあります。普段は見ない給湯器周りにわずかな工夫で大きな効果が出て、豊かな暮らしと、豊かな地球を創っていけます。