有限会社セルバ様は、創立から69周年を迎え、長い歴史を歩んでこられました。金属の表面処理を行っており、業界でも珍しい黒染めや黒いめっきの種類の豊富さでお客様に喜ばれています。製造工程での不良品削減や、めっき工程の水使用量削減、地域コミュニティーへの参加やボランティア活動への取り組みから長野県SDGs推進企業に認定されています。今回は、会長の林和彦様にお話を伺いました。
前年と比べ電気代15%削減に成功【有限会社セルバ様 導入事例】
■導入年月/2023年8月 ■導入場所/長野県岡谷市
導入目的
二酸化炭素などの温室効果ガスを実質的に排出量ゼロを目指すカーボンニュートラルや省エネの取り組みが世間的に広まってきていることから、我々も積極的に取り組んでいかなければいけないと感じ、太陽光発電システムの導入を検討しました。長野県は比較的日射に恵まれており晴れの日も多いため、太陽光発電システムを設置することで有効的に活用していきたいと思いました。
サンジュニアを選んだ理由
太陽光発電導入の勧誘を多くいただく中、八十二銀行様からサンジュニアさんをご紹介いただいたのが、きっかけでした。太陽光発電業者選びは、お互いの信用や信頼関係が大事だと思っているので、サンジュニアさんを選ばせていただきました。
設置システム概要
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パネル設置箇所屋根上
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発電出力(モジュール)61.600kW
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発電出力(パワーコンディショナ)49.9kW
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設置面積約289㎡
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管理設備発電監視システム
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方位(真南を0度として)-5度
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傾斜0.1度
導入してみて
今回初期費用やランニングコストなどを考え、低圧連系となる発電出力50㎾未満のパワーコンディショナにすることでコストパフォーマンスの良いシステム設計としました。太陽光発電システムで発電された電気を電力会社へ売って売電収入を得ることもできますが、収益のために太陽光発電システムを導入するのは望んでおりませんでした。そのため発電された電気は売電することなく、自社で使用しています。冬季は熱源用ヒーターが主な為、デマンド値が高かったのですが、デマンド対策(基本料金の削減)、使用量も削減とダブルに効果が出て電気料金が約15%減らせました。岡谷市の補助金を利用してお得に導入できたことも嬉しかったです。
今後の展望
今後導入を検討しているのが、蓄電池システムとEV車です。国の省エネ補助金交付には蓄電池システムの導入が必須でしたが、費用のこともあり今回は蓄電池システムを導入しませんでした。ですが、会社が休みの日に発電された電気を使用できないのはもったいないと感じるため、蓄電池システムの性能や価格をもとに検討していきたいです。太陽光発電システムの保守管理が法律の改正により厳しくなりましたが、長く安全に使用していけるよう、しっかりと行っていきたいです。また、電気だけではなく天然ガスなどのエネルギーコスト削減、節水にも引き続き取り組んでまいります。
当社担当より
この度は弊社にて自家消費型太陽光発電システムを導入いただきまして誠にありがとうございました。最初にセルバ様のホームぺージを拝見させていただいた際に、社名の由来がスペイン語で森、林が森のように成長できるようにいう意味が込められていると知りとても素敵で印象に残っています。また林会長・林社長の親しみやすい温かな人柄にも感銘を受けました。設置工事につきましてはたくさんのご協力やご理解をいただき本当にありがとうございました。おかげ様で安全かつ円滑に工事を進めることができました。無事工事を終えられたことにとても感謝しております。至らない点も多々ありご迷惑をおかけすることもありましたが、今回ご担当させていただきとても良い経験となりました。今後の活動に活かしていきたいと思います。メンテナンスや休日の余剰電力の活用などお力になれたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
諏訪営業所 伊藤